理不尽極まりない現実と残業代が支払われない現実―目の前にいるドロボウが罰せられない
そして知人友人に話しても誰にもアドバイスをもらえない。
どこに何を言っていけば良いのか分からず、相談相手が仮想の世界のネット上にしかない状態となる。
こういう時は人の生の声が欲しい。
しかし、不当解雇されて残業代を支払ってもらえない現実に的確にアドバイスできる人が側に居ない。(友人に弁護士がいるなんてのはめったにないから。。)
心配と怒りと不安の中、生きた心地がしない時間を過ごしているうちに裁判しかない!ことが分かってしまい、さらに絶望感がおそってくる。
不当な解雇なのだから、その前の段階として不当にも、いじめ、モラハラ、セクハラ、パワハラが当たり前に行われていただろうし、時間外賃金を当然に支払わないような相手と闘うことになるから訴える方のエネルギーは凄まじいものとなる。
得られるべきお金を理由もなくむしり取られている状態というのは、人は我慢できない。
どこかで落とした。。。無くした。。。不注意から弁償代に支払った。。。等々の自分が原因で手からお金が無くなっていくことはショックだが、引きずったり、寝込むほどの傷は受けない。(当面は相当凹みますが。。)
『残業代が支払われない』というのは、目の前に自分のお金を盗んだドロボウが居るのに、相手が罰せられず、お金も戻ってこない、ということだ。悔しすぎる。
この悔しさは、人間の日常生活では出てこない感情だ。
相手がドロボウという罪人であることを、誰も心底分かってくれない現実に、精神がむしばまれていく。
※ ブラックな会社に勤めている人は、常時、時間外賃金請求のために客観的証拠としてタイムカードをコピーした上で日報や日記につけておかねばならない。
(わたし。。なんでこんなにシンドイんやろと考えたのですよね。そうか!被告社長は黒いエネルギーを持った罪人なんやと。黒いエネルギーの力って半端じゃないですからね。)
時間外賃金を請求したために解雇されたとか、パワハラやセクハラに抗議したから解雇されたとか、なぜか解雇されて当然のような従業員はその会社では優遇されていたりして、理不尽この上ない事がわが身に起きる。
画像は被告会社のセクハラと昼寝だけをしに来ているズボラー・チュウなど、被告社長から、
”責任感が強く、業務処理能力にも長けたかけがえのない存在です。”と陳述書で褒められとる。
とにかく、切実な問題としては、時間外賃金が支払われないことだ。
そもそも賃金というのがその労働に見合った正当な評価の表われでしょ?
人は正当な評価がされない時、この上なく苦痛を感じるものだ。
そう。
給料が安い、というのは我慢ができるが、正当な評価がされない・・・それを表わすひとつの基準である時間外賃金が支払われなければ、例え、それが1000円であろうが苦しむことになる。
私は社員に残業代を支払ったことがない(そういうシステムがない)被告会社に勤務していたが、ある時から被告会社が倒産会社の業務を請け負ったために、男子従業員は平日はおろか土日祝も夜10時から12時くらいまで、女子従業員では私ともうひとりの人が夜10時ころまで残業することになった。
それでこれが5ヶ月間続いたが、最後まで時間外賃金は支払われなかった。
被告会社の体質がよく分かっていた私は、すぐに家のカレンダーと日ごろからつけていた日記に帰宅時間や簡単なコメントを記し始めた。
労働裁判では時間外賃金については争ってはいなかったが、裁判所は、
・時間外賃金が支払われなかったこと
↓
その時の証拠は上記の「家のカレンダー」「私の日記」だった。
(弁護士の先生から聞いたところ、日記の場合、ルーズリーフではなくノートや○○年版手帳というものが良いとのことだった)
私は○○年版の手帳に毎日起きたことを、このサイトのようなタッチでせっせと書き記していたが、それを裁判所に認められて溜飲が下がる思いがした。
約250,000円の残業代が手に入るわけではなかったが、人に(裁判所に)認めてもらえたという事実で残業代への未練は断ち切れている。
(だけど、被告会社をドロボウと呼ぶことは止めませんよ?)
人がみな裁判をする訳ではないから、不当解雇でも自主退職でも、会社を辞める時には時間外賃金は絶対に取り戻したい。
そのためにも先ず、さあ、ドロボウを訴えに労働基準監督署に行こうではないか。
↓
解雇通告されたあと:対労働基準監督署作戦
そして、客観的な証拠不足で労働基準監督署かふられても、あとは裁判という手がある。(裁判しかない?)
40万の弁護士費用を支払って、解雇無効の請求と残業代請求の訴えをおこすことになるが、私の場合、悔しくて夜眠れない、心臓が悪くなった、このままでは生きていけない、と思って3年7ヶ月の裁判を闘ってしまうのだった。