(地位保全の仮処分に勝訴した詳細は以下の記事です。)
相手会社が解雇を取り消さなければ、本訴で闘うことになる
地位保全の仮処分はあくまで仮なので、勝訴しても本訴で解雇無効を訴えなければならない。
地位保全の仮処分(以下、仮処分裁判と呼ぶ)で勝訴した人や、労働審判の申立てをした人も、会社が解雇を撤回しなければ、やはり即本訴を起こすことになる。
(ここで疑問が出ますよね。。)

仮処分裁判で勝訴したのですが、会社に戻れるのでしょうか?

仮処分裁判の勝訴は、あくまでも従業員の地位が保全されて主に給料が支払われ続けるだけですから、この時点で相手の会社は、解雇を撤回しますよ、あるいは、お金をあげるから会社を辞めてね、のいずれかを言ってきます。

会社が解雇を撤回しないと、本裁判をして勝訴すれば、会社に戻れるのですね。

そうなりますが、社長と顔を合わせることのないような大きな会社だと、戻りやすいかもしれませんね。
ですが、裁判までして戻ってきた社員は、出世や昇給の面で不当な扱いをうけるかもしれませんねえ。。

私の場合、本訴で勝訴した暁に会社に戻って、パワハラし放題・産地偽装し放題の自己愛性人格障害者の社長や周囲のサイコパシー達にバンバンものを言ってから自主退職しようと思っていました♪
私の場合、仮処分裁判が始まってすぐに会社から和解案が出た。
↓
というものだった。
私は和解する(金銭を受け取る)つもりはなかったため、決定と同時に本訴を起こした。
本訴になれば、訴えをおこした方が原告、訴えられた会社が被告となる。
(社長が被告。。。エエ響きや~。。)
労働問題は労多くして功少なし。
金銭貸借問題なら、書類さえ整っていれば1ヶ月くらいでカタが付く。(だったと思う)
もしあなたの解雇理由が業務命令違反なら、裁判で業務命令違反がなかった事を立証していくことになるが、あなたの弁護士がその会社の事務システム・組織・あなたの担当業務など全て、あなたと同じように把握しておかねばならないから、弁護士との打ち合わせは、とお~っても時間がかかる。
しかし、日本で最難関の試験に合格した、日本に2万人しかいない弁護士を長時間独り占めし(高いお金を払うけれど)、仮処分裁判の決定が出るまでの延べ何十時間という時間は、私にとって、大変有意義で貴重な体験だった。勉強していない法学部の学生の4年間分にも匹敵するのではないか?と思ってしまうくらいだ。
(4年間の授業料600万くらい?だから、安い、というのが正直な感想です♪)
(話がそれますが)
労働者側に立つ弁護士は無欲でないと務まらないように思う。(やはり企業側についている弁護士の方が多いそうです。儲かる?)
私は解雇通告をされた後、先輩の会計士からその友人弁護士に聞いてもらったことがあったが、その時の会話。
↓
弁護士は企業側の味方みたいやなあ。
(これ聞いて、よろめきました。。。)
わたし:
何ですか、それは。
先輩:
こんなこと言うたらアカンけど、ヤッパリお金やなあ。
と。そういう事実がある事は聞いてはいたが、ショ~ック。
その日は一日落ち込んでいたが、ヤッパリ労働組合や!と気を取り直し、即加入。そして、労働組合専属の弁護士を紹介してもらい裁判の運びとなったという訳。
(会社側の弁護士は欲深いのと違う?)
初めて会社側弁護士に対面した時、偏見の目でマジマジ見つめた私だった。
(ここからが茨の道でっせ)