ご機嫌な幼な子―自己愛性人格障害者
今から6年前、わたしはとある会社の社長にヘッドハンティングされて営業マンとしてその会社に入社しました。
これがわたしの七転八倒劇の始まりでした。
異常人格の持ち主―自己愛ハンニャという人物との出会いによって、わたしは精神崩壊寸前にまで陥っていくのです。
この会社は老舗のいわゆる同属会社であり、ニッチ産業でもあることから、経営陣が○ンクラ(にしか見えない、後に障害を持っていることが判明している)でも利益が出続けているため、一応会社としての体裁は整っていました。
ここには7年前に前社長追い出し騒動がありましたが、行く末を心配した会長や株主等々が新社長を派遣し就任させました。そのタイミングで私が採用され、人事も刷新されたとのことでした。
その新人事は「刷新」というにはキナ臭すぎるもので、従前社長の縁故者は降格させられたままで、当時の裏の権力者―白黒ブッチーという社員の父親の息がかかった社員が役員となっている人事でした。
役員は10名で、その中に「営業部長」職が付いて昇格したばかりの自己愛ハンニャが居ました。
わたしの自己愛ハンニャに対する第一印象は「幼い」というものでしたが、これが自己愛性人格障害者の症状を現していることなど、その時は想像できなかったことです。
わたしはすぐに、新社長から会社のデータベース構築を指示され、間を置いて社長秘書に任命されます。(自己愛ハンニャによると大抜擢だそうです)
と、最初から自己愛ハンニャがタメ口で接してきています。(わたし、すでに格下認定されてますね♪)
目上目下役職に関わらず、大人の世界では初対面ではお互いに敬語を使いますが、自己愛性人格障害者は違います。
わたしは「失礼なやっちゃ」と思うだけでしたが。。
注意事項① 初対面でタメ口はAHOか自己愛性人格障害の一症状である
それで、わたしがデーターベースに没頭していると、自己愛ハンニャが社長秘書室までやってきて、
えぇ~っとですねえ。。まだ今のところ間に合ってるかなあ。。
でまたまた、
社長にお聞きしておきますね。
というふうな事が何度も何度も続くのでした。
(相手が人格障害者だということに全く気づかんかった!困惑していただけのわたしでした♪)
注意事項② 道理の通らない事を何度でも言い続ける(しつこい)のは自己愛性人格障害の一症状である
自己愛ハンニャのあまりのしつこさに社長とわたしが折れてしまって、自己愛ハンニャはわたしのサポートをするようになりました。
しかししかし、自己愛ハンニャは、全く仕事が出来なかったのです。
少なくともデータベース作成の手伝いをすると言う以上、ある程度のPC知識があるのだろうと思っていましたが、実際はポチポチとキーボードを押してやっと文字入力ができるだけのスキルしかなかったのでした。
また、当時はナビが普及していませんでしたのでどこへ行くにも地図を頼りにしていましたが、手書きの地図で説明しても自己愛ハンニャは目的地まで運転する事ができず、高速道路も運転できず、わたしの「お手伝い」はできないのでした。
さらに、わたしが営業に出かける時に「勉強になるかもしれんから(と、すでに上から目線です)」と言って勝手に付いてくるのでした。
わたしは「断り方」が分からなかったのですが、社長から営業マンの「育成」を指示されていたことから(使命感に燃えていたのとで)断る理由がなかったため自己愛ハンニャの同行を認めざるを得なかったと思います。
営業先では、「ココでこの一言を放てば相手の心をつかめる!」というタイミングで自己愛ハンニャが、
(語尾を延ばして、自己アピールでしかないうすっぺらな内容をしゃべる自己愛ハンニャにドン引きの相手社長でした。恥ずかしかったですねえ。)
と、流れを断ち切る「自己アピール」をし始めてわたしの仕事の邪魔をするのでした。
注意事項③ 営業先で自社アピールではなく自己アピールしかできないのは自己愛性人格障害の一症状である
ある時、海外支店(USA)から支社長がやってきたのですが、わたしが秘書室で対応していると何故か自己愛ハンニャがその場にやってきて、
Nice ツーミートyou、え~とニコニコニコニコ~
とやり始めたりして、小学生の就学旅行先で起きているような事が企業内で繰り広げられるのでした。
こんな事もありました。
(その後)これお祝いね。(と言って祝儀を渡す)
しばらくしてから、
(自己愛性人格障害者は、相手に「おめでとう」とは言わないです。)
で、自己愛ハンニャからは当然のことながら、「お祝い」はありませんでした。
注意事項④ 相手の慶事に対して「おめでとう」と言えないのが自己愛性人格障害の一症状である
長男結婚後しばらくしてから、
自己愛ハンニャさん、あなたが専用に使っている会議室に置いていた、秘書室用のプリンタを知らない?
ということが起きています。
注意事項⑤ 罪悪感なく会社の備品を盗むことができるのが自己愛性人格障害の一症状である
注意事項⑥ 責任を追求されたら被害者になることができるのが自己愛性人格障害の一症状である
このプリンタ窃盗事件があって、ようやくわたしは自己愛ハンニャさんは、普通じゃない!と深くおもうようになり、その根拠を求めて空いた時間を全て使って調べ始めるのでした。
ある時、今では役員で営業部長に昇格している優秀営業マンのウテバヒビキ君がこう↓言ってきます。
自己愛ハンニャさんは今までに営業は取ってきたことがないんですよ。それでその発言ですよ?頭がオカシイのですか?
どのようにオカシイのかは今は合理的な説明ができないから一寸待っててくださいね。
と答えたわたしは、さらに猛勉強していきます。
注意事項⑦ 公的な場所で「自分が一番優れている(曖昧な表現でこう言います)」と口走るのは自己愛性人格障害の一症状である
わたしは毎日営業営業に明け暮れていましたが、その一方で、役員達の尻拭い的な仕事を社長から指示されてさらに奔走することになります。今まで築いてきた人間関係こそが成約そのものと思いますが、新規開拓しながら成約させねばなりませんから、体はいくつあっても足りない状態が続きます。
以下のようなことを、繰り返し繰り返し毎日やっていました。
挨拶しながら「どこを褒めようか」と考える。
しかし自然に尊敬できるような褒め方をする必要がある。
話しながらどういう人物かを探る。
仕事の話はしない。
10分くらいで引き上げる。
これを何度か繰り返す。
相手が「ムーミンさんはいつ仕事の話をするのだろう?」と思うまでさっさと帰る。
相手が悩みを話してくれるようになったら成約したも同然だからそれまで待つ。
と、仕事のことで頭が一杯、という状態でしたが、自己愛性人格障害者の観察はやめませんでした。
あれれ?
自己愛ハンニャは、私が入社してから一度も営業を取ってきたことがないやん?営業部長になったんじゃなかったっけ?
んん?
てか、外出しているところを見たことがないゾ!
おいおい仕事は?
あっそうか!「得意先の新規開拓」は目立たない仕事だったわ。特にやり始めはね。
なるほど!営業している姿は誰にも見てもらえないから、ということね?
自己愛性人格障害者は「これをすれば尊敬してもらえる。目立つ。」というものには超人的な努力でもってやり切りますが、そうではない仕事は例え自分の担当でも全くやらないかやってもミスだらけとなります。
注意事項⑧ 目立たない仕事は断固としてやらないのは自己愛性人格障害の一症状である
ここで「自分を救ってくれた人間関係の広げ方」を書こうと思います
わたしは、
・私が社長秘書であること
・長男がセレブのお嬢さんと結婚したこと
このことが自己愛ハンニャのターゲットにされた原因である、と或る日突然明確に分かります。
それは、いつの間にかわたしが社内で孤立してしまっていた事が分かったのですが、自己愛ハンニャが根回し裏工作で、ターゲット極悪人説を吹聴しまくっていて、仕事上に支障が出てきていたからなのです。
例えば、こんな↓ことがあったり、
あなたはA方面の営業部長ですね?自己愛ハンニャさんとは何か関係があるのでしょうか?
とか
とか、
わたしがそこを通ると、こんな↓雰囲気になったり、
というふうな事があって、わたしは、
孤立地獄から抜け出すためには、この人たちと利害関係を結ぶしかない!
と思いました。(自己愛ハンニャめ、こんにゃろめ!と思いつつ。。)
残念ですが、心と心が通じるような人間関係を結ぼうとは思いませんでした。
それで、(上記のような)得意先の新規開拓に手を貸してやろうじゃないか、と腹をくくったのでした。
50代60代の会社経営者や役付きの人たちは基本男尊女卑思想を持っていますから、女のわたしが如何に頑張っても限界があります。
そこで私は、上記で注意?を促しにきた(女好きの)うーむマンダム営業部長から攻めようと思い立ちます。
うーむマンダム氏は、恰幅も良く、紳士的な口調、良家のボンボンの雰囲気をまとった妙齢の男性でした。
そして、わたしは、もうすぐ「落とせる」と感じていた得意先にうーむマンダム氏を連れて行くのでした。
うーむマンダム氏に同行する形にして営業に行くことを社長から許可を得たわたしは、
と言ってうーむマンダム氏を連れ出し、戦地に赴く気持ちでバーカボーン商事へ行き、無事に成約となります。
(と手柄をくれてやったわい♪)
と、こんな感じでわたしは10名の営業部長たちと営業にまわるのでした。
ここで有難いことに、社長はわたしのやっている事を理解してくれていて、「あなたのおかげで今月も目標を達成できたよ。」と言っています。
「一人ひとり作戦」と名づけた自己愛ハンニャ対策(営業)でしたが、(ただ同然で?楽して)功績を手にした営業部長たちがわたしの味方にならないはずがありませんでした。この作戦は成功でした。(約2年間の修行?でした♪)
各営業部の成績は順調に伸びていったのですが、わたしの名前が公に出なかったにも関わらず、自己愛ハンニャは、(愚民の)わたしが営業部長たちと一緒に行動している事が気にくわなかったようで、
ある日、事務仕事が溜まっていて秘書室にいると自己愛ハンニャがやってきて、こんな↓会話になります。
(この頃は、自己愛ハンニャはすでに重症化していて、空想と現実の区別がつかなくなっていました。)
注意事項⑨ 妄想した荒唐無稽なことを言い出すのは自己愛性人格障害の特徴である
攻撃開始―幼な子変じてヘビと化す
自己愛ハンニャは社長に、
「ムーミンさんより能力ある自分を秘書に登用しろ(趣旨)」
と言いに行きます。
(やってることは○クザと同じですね。)
しかし自己愛ハンニャの要求は社長に認めてもらえません。
ぅおのれえええーッムーミンめえーーッ、
と怒りを爆発させた後自己愛ハンニャは必ず欠勤します。
家で(巣で)作戦を練るためなのでしょう。
この時は、出社してきた自己愛性人格障害者の自己愛ハンニャは人間業ではない仲間はずしをしかけてきます。
それは実に巧妙なしかけでした。
「一人ひとり作戦」で営業部長(兼役員)10名中6名までがわたしの味方になったにも関わらず、自己愛ハンニャの「仲間はずし」は成功してしまうのです。
それは何故か?
残りの役員10名中4名というのが、上記6名より「上」の役職だったことと、本能でしか行動できない人たちだったからでした。
↓
・副社長(ボンクラーノ)は発達障害なのか?スーツを着た乳幼児という感じ
・専務(ゆで蛙)は典型的なボーダーと同じ症状を持っている
・総営業部長(ノーカンメ)は境界知能なのか?表情も行動もそれにしか見えない
・営業部長(自己愛ハンニャ)は自己愛性人格障害
会議という公的な場所で決定された事でも、自己愛ハンニャはその決定を私的レベルで覆し、また、会議の決定とは無関係に空想した事をやってのけてしまうのでした、(自己愛ハンニャを入れて)4名が○ンクラゆえに。。。3名をコントロールできるがゆえに。。。
自己愛ハンニャの手法―必殺コントロール法とは、
・ニコニコニ~顔お菓子作戦
・シクシクシ~顔被害者面作戦
・論点ずらし支離滅裂撹乱作戦
・自分聖人説根回し流布作戦
これらを駆使して、ネバネバストーカー体質の本領発揮か?一歩もひかぬ実行力で、ターゲット撲滅をやり切るのです。
さて、自己愛ハンニャの「仲間はずし」作戦ですが、こういうものでした。
↓
自己愛ハンニャは総務の職権をもっていたのですが、年に7~8回ある社内イベントのサポート社員について、その氏名を自己愛ハンニャが勝手に作った「役割担当一覧表」に載せておき、イベント当日に自己愛ハンニャのアヤツリ人形になっている副社長に「この通りするからね」と言って副社長とサポート社員たちにその「役割担当一覧表」を渡します。(わたしは全く知らなかったのですよねえ。。)
そこには、「役割担当者一覧表に名前が載っていない人には昼食弁当が支給されませんのでご注意ください。」という文言があって、わたしの名前(とヒトリデモ仙人さん=従前社長の秘書の名前)だけ載っていないのです。
そして昼食時になって、自己愛ハンニャがこう↓叫ぶのです。
役割担当者一覧表に名前が載っているみなさぁ~ん!!お弁当を用意しています!
役割担当者一覧表に名前が載っているみなさんは、会議室か社長室(私の仕事場)に集まって食べてくださぁ~い!
と。。(忘れられません、15回くらいのことですけれど。強烈なインパクトを受けましたわ。)
わたしが2年もの間自己愛ハンニャからされた「仲間はずし」のことは以下の記事で書いています。
かくして、ボンクラーノ副社長・ゆで蛙専務・ノーカンメ総営業部長・自己愛ハンニャら4名の役員が、わたしが仕事をしている秘書室でエサにパクつくのでした。
君い、ムーミンさんのが無いよ?
と言えるマトモな人が一人も居なかったなんてあり得ません。あなたたちは人間じゃない!と思いながら、自己愛ハンニャより自己愛ハンニャを除いた3名に怒り心頭のわたしでした。
4名は犯罪者にはならないけれど、モラルハラスメントという精神的暴力の加害者に違いありません。
(訴えるつもりはないけどねえ、客観的に証拠はとってるからね、みなさん!)
(つづく。。。)
似たようなことになりかけたので笑えない笑い話でした…
ほんと自己愛性人格障害は恐ろしすぎます……