演技=サギ・・・あなただけ特別というセリフ
人格障害者サギ師フーミンの悪行の数々を暴露する。
フーミンは、こじんまりした瀟洒な一軒家に住んでいた。
身に着けているものは北新地のママレベルで、指には(ニセモノかな?と思うくらい)大きな宝石をつけていた。
彼女はしばらくの間、自分でスナックのママをしていたことがあったから、歌も上手く料理も一般の主婦よりはレベルが上だった(と思う)。
前回登場しているイツモのオクニさんの付き添いで、私はフーミンの家でお茶したことがある。
その家の中は、芸能人の家かな?と思うような豪華な調度品で一杯で――鎧兜や刀まで飾られていた。
知人のイツモのオクニさんは、フーミンの家にある立派な調度品を見せられた上で、
・あなただけにあげる
・みんなには内緒
と言われてフーミンの繰り出す演技(サギ)に引っかかった。
イツモのオクニさんがフーミンから押し売りされた安普請の長財布の件で、私は、イツモのオクニさんや他のPTA関係の人たちが、これまでにサギに遭っていたことを知った。
フーミンの家に頻繁に行っていたイツモのオクニさんは、彼女から(おそらく300万円くらいの)桐タンスを見せられ、
・置く所がないから誰かにあげようと思ってるの
・この前は桐の鏡台(推定100万円)をエサ子さんにあげたの
と言われたと言う。
そんな事を聞かされたら、欲の皮が突っ張ってくるのが人間だろう。
当時、イツモのオクニさんは、そういう状況の真っ只中にいた。

と聞いた私は、フーミンがタダであげたというエサ子さんに電話をした。

30万円で良いから、と言われて買ったんだけどね。。。
確かに高級品なんだけど、元々、フーミンさんが夜逃げした人の家から持ってきたものなんだって。
なるほど!分かったぞ!
点と点がつながって線になった瞬間だった。
真相はこうだ↓
フーミンの『私、不動産関係の仕事をしているの。』とのセリフからフーミンは高利貸に違いない。
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資金繰りに困っている経営者のエジキ二サレ太氏に、
『担保は要らないわ。お宅の家に短期賃借権だけ設定するから月1,000円の賃料だけ私に支払ってくれたら無利子で1000万円お貸しするわ』
と言う。
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フーミンの夫は○クザの組長(前々回の記事で書いたように↓わたし、この夫に会いに行ってます[恐])だったから、フーミンが自由に子分を使うことができた。
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短期賃借権の恐ろしさを知らない経営者は、1,000万円を貸してくれたフーミンに感謝し、同時に安堵する。
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しばらくすると、経営者のエジキ二サレ太氏の家にがやってきて、
『今日からここに住むことになった、ヤーサンと申します。こいつはヤークンです。よろしゅうに♪』
(ヤーサンらは、不動産登記簿謄本を見せながら)『ほらっ、月1,000円でここに住める権利があると、契約してまっさかいになあ。合法的でっせ』
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経営者のエジキ二サレ太氏は初めて短期賃借権の意味を知ったが、時すでに遅しだった。
○クザと一緒に住めるはずもなく、エジキ二サレ太氏は逃げるようにして引っ越す。
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そうこうしているうちに、エジキ二サレ太氏の事業は手詰まりとなり、『後は夜逃げするしかない』という状態に陥る。
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ジャストタイミングでエジキ二サレ太氏にフーミンから連絡が入り、エジキ二サレ太氏は『騙しやがったな』という気持ちを抑え、窮状をフーミンに訴える。
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フーミンは、
『明日、手形が不渡りになるのね。じゃあ、当面の生活費を100万出してあげますから、これで遠くに行けば良いですよ。お貸しした1,000万円はゆっくり返してくだされば良いですよ(仏の顔でニコニコ二~)』
などと言って大親切心をほどこす。
エジキ二サレ太氏は、フーミンに騙されたという気持ちなど吹っ飛び、フーミンに心の底から感謝して荷物をまとめはじめる。
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エジキ二サレ太氏の自宅は、都市銀行に3,000万の抵当権をうたれ、フーミン高利貸会社に月1,000円の短期賃借権をうたれていた。
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翌日エジキ二サレ太氏は500万円の不渡りを出し、会社は倒産した。
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都市銀行は、短期賃借権がついている土地建物のメンドクサさを知っているから、抵当権3,000万円を7掛?半値?くらいでフーミン高利貸会社に売った。
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エジキ二サレ太氏の自宅は元々1億くらいの値打ちがあったから、フーミンがそれを7,000万円で売ったとしても、エジキ二サレ太氏に貸した1,000万円と銀行に支払った2,000万円くらいを差し引いて、4,000万円もうかる。
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フーミンは、こうして手に入れた高級住宅の調度品や持ち主が残していった高価な服・宝石類等々を取り込む。
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それら高級品を周囲に売りつける。
ということだった!
(つづく・・・)