“あなただけ特別に話すんだけど”というセリフ
その昔、子を持つ親の務めで、PTAと自治会の役員をせざるを得なかった時期、ある人格障害者と関わったことがある。
私たち父兄は、コミュニティの中で人格障害者”フーミン”に振り回された経験をしている。
このサイトで、”ながいハナシ”さんに困っている知人=イツモのオクニのことを書いたが、↓
イツモのオクニさんも、人格障害者フーミンや私の居るそのコミュニティに居た。

フーミンです(ニコニコ二~)よろしくね(ニコニコ二~)
あなたはかわいいお顔をなさってるのね♪お子さんも一味違うわね。

イツモのオクニです。よろしくおねがいします♪
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人格障害者サギ師フーミンと知人イツモのオクニさんは、とにかく出会ってしまった。
ウサンくさい。。
これが、私のフーミンに対する印象だったが、イツモのオクニさんは違っていた。

フーミンさんて魅力的な人だよねえ♪
頭が良いし、何でも知っていて頼りになって、親切だし、すごい人だわ!
こんな人なかなか居ないよねッ!?
確かに、フーミンは物知りだった(イツモのオクニさんは大卒で、よく読書をしていたから話をしていて面白い人だったのに。。。)
フーミンはきれいで、誰が見ても高価だと分かるものを身につけ、不思議な(怪しい)オーラを身にまとっていた。
何と言ってもよくしゃべり、
・みんなの前では、名家出身だの、夫が会社を経営しているだの、どこぞの御曹司と親しいだの、今着ている服は京都の老舗で別注したものだの、自慢話をし続けていた。
・個人的には、あなたは素敵だの、あなたは優しいだの、あなたは心がきれいだの、と言って相手をほめちぎっていた。
何障害だろう?
とにかくフーミンは、大半の人には魅力的にみえる(演技だとしても)のだった。
頭が良い
人格障害者サギ師フーミンは、とにかく頭が良かった。これは否定できない。
PTA関係で教育委員会などの男性職員やPTA会長などの男性陣と話をしても、対等にユーモアを交えながら、論戦になれば切り返しも見事で(例の論点ずらしで相手を煙に巻く)何でもそつなくこなせていた。
そういうフーミンの姿を見て、イツモのオクニさんはますますフーミンの信望者になっていった。

この長財布は女優しか手に入らないものなのね。特別ルートで私は手に入れられるんだけど、ん十万円が3万円なのよ。(買わない?)


フーミンさんて親切な人だよねえ♪
女優さんが持っているン十万円もする長財布を3万円で譲ってくれたのよ!ほらッこれよ。
え”ッ!?押し付けられたん?
その長財布をよ~く見ると、夜店で買ったん?と思うような安普請やん。こりゃ完璧サギだ。
その安普請の長財布を見た私は、人の良いイツモのオクニさんが餌食にされたと感じ、『納得いく説明してもらおか?』という気持ちを引っさげて、もうすでにフーミンの自宅に向かっていた。
フーミン宅のインターフォンにはフーミンが出たが、私が『イツモのオクニさんの長財布の件でお話があります』と告げたせいか、ドアを開けて迎えてくれたのはフーミンのご主人だった。
興奮していた私はフーミンのご主人に一気に『かくかくしかじか』と言ったが、ご主人は何も知らない様子で、ただ私が興奮して他人の家に押しかけてきた頭のオカシイ女だと思ったようだった。ご主人にそう思われたため、その日はフーミンに会わせてもらえなかった(しばし静観しました)。
で、だまされた当の本人であるイツモのオクニさんはご機嫌で、自分がサギに遭っている感覚を持っていなかった。
しかも、フーミンから長財布を買ったのはイツモのオクニさんだけではなかったが、やはり、みんな気づいていなかった。
サギ師の手口はこうだ!↓
あなただけに特別に分けてあげるからみんなには内緒よ♪
このセリフは、自尊心をくすぐるのだろう。
いや、自尊心が低い人の心をくすぐるのだろう。
ポッカリ空いた心の空洞を埋めてくれる言葉なのだろう。
つづく。。。