凄まじい対抗心―ネットからダウンロードした年賀状のテンプレートで勝ち負けにこだわる自己愛性人格障害者
実は、私は、ママ友間での付き合いの事で悩んでいます。
ママ友間といっても、会社のファミリー寮での付き合いの事です。
ファミリー寮といっても、役職によっては一軒家に住むことができます。
私が住んでいるのは、十数件の一軒家が建ち並んでいて、そこは全世帯が社宅のようになっている所なのですが、有吉佐和子さんの『夕陽丘三番館』を彷彿とさせるような人間関係があります。
(役職別の)社宅ですから、役職・収入・年齢・家族構成などはみなだいたい同じようなもので、それぞれの世帯には小中学生が居ます。学歴と家柄には少し違いがあります。
私の夫は、この社宅の中では一番年下で、夫だけがみなさんより一つだけ役職が下になります。
ですが、年収は、一番高いらしいです(うわさ話です)。
そして、私は、全世帯の中では、一番年下です。
本来、言う必要のないことですが、この社宅の中で(夫と妻を含んで)、私が一番偏差値の高い大学を卒業しています。
社宅では、転勤・引越し等で、割と頻繁に人間関係が変わっていくのですが、この2年間は落ち着いています。
私は、大学卒業後、研究職(ロボット制作)に付いていましたので、社会人としてはあまり人と関わる仕事はしていないと思います。そのためでしょうか、人間関係で悩んだ事はありません。
ところが、初めてママ友(社宅の付き合い)という人たちと関わるようになって、その子どもじみた世界で繰り広げられることに驚きを禁じえませんでした。『ここは小学校か?』と思うような場所です。
ママ友達は、全員が『どくだみ会』(仮称です)という会に入っています。
これは、夫の仕事をサポートする目的で作られたそうですが、子ども達の教育に役立ちそうな活動もやっています。ですが、会がやっている事といえば、(私の目から見たら)ランチしてだべっているだけにしか写りません。
出来る限り、会には行かなかったのですが、作年末の「みんなで年賀状を作る」時に初めて参加しました。
これは、『どくだみ会』には特別ルートで、喪中の社員や結婚した社員等々の情報が入ってくるため、社宅に住んでいる妻としては大切な情報を得るチャンスだからです。
この社宅には、親分?のような奥様(以下、女王様)がいるのですが、ブランド品で身を包み、先日は『エステに行って参りましたの、オホホ』と言っていました。
彼女は、実家が裕福らしく(自分で言っている)、私達夫婦とはまるで生活レベルが違います。車は、我が家は国産車ですが、彼女宅は外車で、お子さん2人を全国でも有名な○○学園に通わせています。
本当かどうか分かりませんが、実家が裕福とは言え、同じような給料ですから、外車と有名学園の費用がキツイことが分かります。
幸い、『どくだみ会』を嫌がっている妻がかなり居て、その人たちと私はウマが合いますし、また、彼女達が大人ですので助かることがたくさんあります。
一方、女王様には取り巻きがいるのですが、取り巻きたちは、女王様の召使か子分のような事をしています。服装などを褒めちぎる、女王様の子どものように○○学園に入れようとしたりしてマネする、女王様の外車を運転してアッシー君をする等々です。
以上のような事は普通にあることだと思いますが、初めて参加した『どくだみ会』で、今までに見たことも聞いたこともない、夢のような事が起きたのです。
私の社宅の妻世代は、普通にPCを使える世代ですが、私を除く全員が文系で、私だけが理系でロボットを作っていたことからプログラムを組めたりして、他のどの妻よりもPCに詳しいと思います。
そこで、今年初めて、『どくだみ会』の年賀状つくりに参加したのですが、女王様が私を紹介してくれて、プロフィールを自分で言うことになりました。
私が『工学部出身で。。。』と言った時に、私が親しくしている人が『プログラム組めるんだよ、プロだよ、○○大学卒業だからねえ。』と言った事が女王様の地雷を踏んでしまったのです。
女王様は、社宅の妻の中では一番PCに詳しかったそうで、これまで年賀状つくりの中心人物となっていたそうです。
。。。
年賀状くらい誰でも作れますし、テンプレートを使えば、誰が作っても精度の高いきれいなものが作れます。私は、喪中の社員等の情報が欲しかっただけでしたので、年賀状を、女王様が作ろうが、私が作ろうが、誰が作ろうが全く気にも止めていませんでした。
そして、私の自己紹介が終わるや否や、(電光石火でしたね)
突然、何の脈絡もなく女王様が、
みんながそう言うのよ。
と言ったのです。
私は腰を抜かすほどビックリしました。『えッ!?幼稚園児じゃん!』と。
そして、2度ビックリ!
その後、彼女は、つくった年賀状の原案をわが家にもってきて見せながら、
みぃ~んなが褒めてくれたのよ。これってセンス要るのよ。
と言ったのです。
PCでテンプレートを作ったのなら褒めるかもしれませんが、人様が作ったテンプレートをダウンロードして印刷しただけのもの(一歩間違えば盗作ですが)を得意気に話せるなんて、彼女は病気でしょうか?
管理人さまのサイトの自己愛性人格障害者という障害を持っているのでしょうか?
これ以降、女王様は、顔を合わせる度に『わたしがわたしがわたしこそが』というような話をしてくるようになり、ウザくて仕方がありません。
いやいやいや~、その症状、うちの自己愛性人格障害者と全く同じで、感動にも似た感想を持ちました。
読者さんは悩んでいると言っておられますが、面白く拝読させていただきました、ありがとうございました!ホント、面白かったです。
今はウザイかもしれませんが、読者さんが自己愛性人格障害者というを深~く知ったなら、このウザさは面白さに変わってきます。
以下の記事は、自己愛性人格障害者が勝ち負けに凄まじい執着を見せる様子を書いています。
それから、女王様のようなタイプは無視するに限ります。
『あっ、居たの?(存在感、うっす~)』みたいな感じが、女王様を大人しくさせる最強の方法です。