Contents
あなたに嫉妬しています―宣戦布告
・そして、どうしてもその正体が知りたかった。
その人物とは社内の役員の一人で、50代女、どこにでも居るようなタイプの主婦。名前は自己愛ハンニャ。
≪6年前の自己愛性人格障害者との遭遇≫
今にして思えば、その人格・精神の未熟さゆえの顔つきをしていた、ということだろう。
服装も何かへん。。
ミニスカートって、あなたねえ。。
フリルとリボンはどうよ。
頭おかしいの?と思ってしまう。
(まさに画像のまんま!)
いつもニコニコしているゾ。
会議でもニコニコ顔。
ニコニコ顔しかみたことないゾ。不気味だぞ。
それにいつも何か食べてるゾ。
「ケーキが大好きで丸ごと冷凍にして常備してるねん。」とか言う。
目上の私にため口じゃないか!
この時点で不合格!
社会人不合格。人間不合格だ。
私は6年前に赴任してきた新社長に声をかけられて入社し、すぐに社長秘書になった。
一方、自己愛ハンニャは従前から居る社員で、私の入社直前くらいに今の営業部長兼総務部長という役職を手に入れている。
自己愛ハンニャは目下だが古参。私は目上だが新参。
自己愛ハンニャが部長職で、私が社長秘書。
学歴・スキルについては、自己愛ハンニャが商業高校卒、PCの文字入力ができる程度のスキル、営業経験はほとんどない。
私は大学中退、PCのプログラミング経験者、ずっと営業畑でやってきている。英会話のスキルは日常会話レベル。
家柄・収入・住んでいる家等については、自己愛ハンニャも私も一般庶民だがほぼ同じレベル。
容姿については、自己愛ハンニャは一般の50代主婦の体型で、顔は(主観を述べます)○サイク。
私は。。(自分では言えません)
それで。。。
入社してしばらくしてからのある日、自己愛ハンニャがこう言った。


この自己愛ハンニャの「嫉妬してしまうわ」は、私が入社後すぐに手がけた仕事で、プログラムを組んでデータベース化した顧客情報の資料を総務部長である自己愛ハンニャに持っていったときの発言だ。
まだ自己愛ハンニャと人間関係ができていない時期に「嫉妬してしまうわ」と言われた私は心の底でとても動揺していた。
動揺?そう、動揺だった。
生まれてこの方、そのシーンでその言葉を聞いたことがなく、本や人様の経験談でも聞いたことがなく、想像でもこんな使い方をしたことがなく、私は浦島太郎状態になっていたと思う。
子どものまま大人の世界に放り出されたような感覚を覚えたから動揺したのだろう。
今思えば、無意識の領域か?自分の中にある危険察知センサーが危険レベルを指したため、自己愛ハンニャが発する理解不能な日本語に異様な違和感を覚え、同時にとてつもない気分の悪さをも引き起こしていたのだろう。
自分が相手に嫉妬していることを面と向かって口に出して言う人など、私は見たことも聞いたこともなかった。
そんな恥ずかしい負の感情を持っている、と相手に伝えるなんて。。。
まず嫉妬心を持っていること自体恥ずかしい。
それを人に知られるのはもっと恥ずかしい。
普通に大人に成長した人は恥と感じることだ。
自分から相手に「あなたに嫉妬しています」と言う人なんて、この世に存在するんか?
え”ッ?なに何??
自己愛ハンニャは、私の今までの常識や世界観では推し量れない感覚を持った社員だった。
しかし「嫉妬してしまうわ」と言われて気分の悪さは残ったものの、特にいじめられたとか、仕事上で実害があったとか、そういうものが無かったことから、私はすぐに自己愛ハンニャの言葉など忘れていた。
「この会社では自分が一番のはずだ」という妄想
自己愛ハンニャの「ムーミンさんに嫉妬してしまうわ」発言の後、自己愛ハンニャは、次から次にこの世のものではない――聞いたことも見たこともない発言をする。



これ、私が作ってん。すごいでしょ?

私を大事にしてくれないなら会社を辞めようかなと思っています。

それを成果にするなんて社長は間違っています。


ムーミンさんがプレゼンして採用された案が必要だと思う人は挙手してください。
(人格障害者集団の4名以外の社員全員が挙手。)

こうやって再度書いてみると自己愛ハンニャの異常性が浮き彫りだ。
超人的なしつこさ―これには勝てない
当時の私は、ただただ、一体何が起きたのか??こんな日本語は初めて聞くゾ。。と思考を混乱させられるだけだった。
(こんな嫉妬のされ方・仕方は未知との遭遇でしたねえ♪)
そして、私は確実に傷ついていた(てか、気分が悪くなったこの気持ちどうしてくれるねん!気分悪く過ごした時間がもったいない!ちっきしょーッですかねえ♪)。
今の会社に入社して6年経つが、自己愛ハンニャの異常な嫉妬は収まることがない。
6年間も同じ相手に(上記のように周囲に口に出して)嫉妬し続けられるそのエネルギーは、健常者が絶対に持っていないものだ。
この部分が自己愛性人格障害者独特の症状だ。
人間わざではない。
そう!人間の所業ではない。
ものの本によれば、自己愛性人格障害者は自分より優れていると感じる存在に自分の生命が脅かされるほどの危機を感じる、との事。
命が脅かされる!と感じたなら、自己愛性人格障害者でなくても人間は、なりふり構わず何でもやってのけるかもしれない。
戦中戦後、農家から野菜を盗んだりトカゲやねずみを食べたりした人々が居たし、高価な嫁入り道具と米3合とを交換したり身売りまでした人々が居た。
しかし「食べ物がないと命が尽きてしまう」という命の危険があってこその行動だ。
その心情は人として理解できるだろう。
自己愛性人格障害者は「自分が一番だと感じられない」と命の危機を感じるらしいが、その感じ方が人間の感じ方ではない。
命の危機を感じた自己愛性人格障害者は自分が一番だと認めてもらうためになりふり構わず何でもやる訳だ。
常時命の危機を感じているのが自己愛性人格障害者だ!
(こんなんに勝てまへん♪)
自己愛性人格障害者は、まさしく弱肉強食の畜生の世界に生きている、と言えるだろう。
自己愛性人格障害者は、常時臨戦態勢であるから興奮しているだろうし、いつでも人間に襲いかかってくる用意をしている。
そんな畜生には人間は勝てない。
欲しいものは当たり前のように盗む自己愛性人格障害者
私は自己愛ハンニャに異常性を感じていたが、気分の悪さも収まったり実害がなかったから、自己愛ハンニャに用心することもなく過ごしていた。(自己愛性人格障害者みたいなんが存在するとは思わんしィ~)
ところが、自己愛ハンニャが社長秘書室の備品・プリンタを勝手に自分の家に持ち帰っていた事で、再び自己愛ハンニャの異常性を見ることになる。
≪自己愛性人格障害者の異常な言動≫
↓
壊れていたから処分するため持って帰ってあげた、と言う
↓
あなたがあげると言ったよ、と言う
↓
持ってくるのは重たいんやで!、と逆ギレする
↓
キレてわめくが取られそうになるのでしんみり泣き出す
↓
ムーミンさんがあげると言ったのに返せと言ってきた、という内容のターゲット極悪人説・自分被害者説を社員名簿片手に流布しまくる
この事がきっかけで私は、この人物の異常性を証明できる何かがどこかに書かれていないかをひたすら読書とネット検索で捜し求めた。
そしてついに、その人物の異常性の正体を知ることになる。それは、
自己愛性人格障害者
聞きなれない言葉だったが、今やネットのSNSの普及で「自己愛性人格障害者」を知る人がドンドン増えていっている。
自己愛性人格障害者は、これまでに知っている私たちの周囲に居るナルシシスト・わがまま・自己中・ヒステリー・○チガイとは次元の違う別生物だ。
FBIの特別捜査官が、自己愛性人格障害者を「ナルシシスト的な人格」と表現してサイコパス同様に「危ない人」と断定している。
↓
|
「世界は私に奉仕すべきだ」と信じているのが自己愛性人格障害者
私は、自己愛性人格障害者にとって人間世界はエサ場であり、私たち人間は自己愛性人格障害者にとってのエサだ、と思っている。
上記の本を書いたFBI特別捜査官は、自己愛性人格障害者を「危ない人」と断定している理由を、法の手の及ばない範囲で人を身体的に精神的に金銭的に搾取するから云々と書いている。
同著者は、自己愛性人格障害者から高飛車なもの言いで過小評価をされた人はあとからジワジワナイフで刺されたように感じてくるという表現をしているが、被害者はまさにジャブを食らい続けたボクサー状態となる。
自己愛性人格障害者からの攻撃はストレートではないから分かりにくい。
自己愛性人格障害者が吐く言葉は曖昧で遠まわし。その上ニコニコ顔でソフトだから。。
これは自己愛性人格障害者の生存戦略で、一発でエサを倒しては周囲のエサである人間に悟られてしまってエサに逃げられてしまう。
そうならないように、味方のふりをしてエサに近づいていき、後からジワジワ利いてくる神経毒のようなジャブを打ち込み確実にエサを倒すのだ。
そう!私たちは自己愛性人格障害者にとってエサなのだ!
自己愛性人格障害者は「世界は私に奉仕すべきだ」と思っているのだから、私たちはエサ以外の何者でもない。
自己愛性人格障害者の言葉使い
さて自己愛性人格障害者が放つジャブの恐ろしさ(言葉の恐ろしさ)・残酷さは、人間のエネルギーを吸い尽くす。
自己愛性人格障害者は、
・みんながあなたより私が作った書類の方が良いって言うのよねえ~私はあなたでも良いって言ったんだけどね~(ニコニコ~)
というふうな事をニコニコ顔で言ってくる。
直接的な、例えば「アホ・ボケ・カス!お前はあほか!」というふうな言い方はしない。
あくまでもストレートではなくジャブを打ってくる。
そして、自己愛性人格障害者から上記のように言われた被害者は、会社などの場では違和感と気分の悪さを感じるが、家に帰ってきてからその意味がジワジワ分かってきて「あれは人格攻撃だった!」と明確に知ることになる。
しかしもうすでに時遅し。
反論する機会はなく、タダ理不尽に攻撃されて傷を受けた状態で夜を過ごすことになる。
そして、健常者の常として「昨日のあの言い方だけどね。。」と蒸し返すことにはもの凄く抵抗があるから(なんででしょうねえ。。)そのままやり過ごしてしまう。ここで傷を受けるのだ!
曖昧な言い方とニコニコ顔のセットで襲われたら、人は反論不能となる。
咄嗟には、人は、人格攻撃されている事が分からないのだ。
だから、自己愛性人格障害者が何か言葉を発していたら、それが自慢話でなければ人格攻撃だと思うべし♪
(パーソナルスペースの距離を、会社でなら常に3.5m以上離し、話をしないようにしよう。相手が上司なら3.5m以下になり話さないのは不可能だからICレコーダーは常時ONにしておこう。)
自慢話ではない時は(可能なら)おうむ返しで対処しよう↓
↓
(あなたも私と同じだね。)
一流大学出身の人ばかりに囲まれて、一人だけ三流大学出身じゃあ辛いよね~(ニコニコ~)
みんながあなたより私が作った書類の方が良いって言うのよねえ~私はあなたでも良いって言ったんだけどね~(ニコニコ~)
↓
(あなたも私と同じだね。)
みんながあなたより私が作った書類の方が良いって言うのよねえ~私はあなたでも良いって言ったんだけどね~(ニコニコ~)
私たちは、自己愛性人格障害者から見ると、エサ場というリングに立っている。
自己愛性人格障害者は勝つことだけを考えているから、つまり、自己愛性人格障害者にとって勝利とは自分が一番優れていることを証明することだから、創作してまで自慢することで自分が優れていることを証明するor人をけなしおとしめさげすみ攻撃をすることで自分が優れていることを証明する戦いを命をかけてしかけてくるのだ。
自己愛性人格障害者の人間業ではない行動
さて、社長秘書になった私に嫉妬し始めた自己愛ハンニャは、ある日突然、私の仕事場である社長秘書室に押しかけてきて、こう言った。

私は営業の仕事を中心にやっていたから、自己愛ハンニャがそこで仕事をしようが特に邪魔にはならなかった。
私は自己愛ハンニャに言うべきことを言わねばならないと感じていたが、すぐに躊躇してあきらめた。
自己愛ハンニャのやっている事は人間の所業ではなかった。
私は自己愛ハンニャの意図が分かっていたので、つまり、自己愛ハンニャは「社長秘書の方が総務部長より上」と思っているらしく、自分が一番の社長秘書であるはずだ!とのナンセンスな思い込みから妄想をしすぎて空想と現実との区別がつかなくなったようだったから注意するのを諦めたのだった。
私は自己愛ハンニャに、

と言ってそこを後にしたのだが。。
しかし、また次の日も自己愛ハンニャは社長秘書室にやってきて、ノートPCまで持ち込んで何かをしていた。
それが10日ほど続いたころ、私はデスクワークが増えて秘書室で仕事をせざるを得なくなって自己愛ハンニャに静かに言った。

ここはムーミンさんの席なんだからねって♪

(肩書きが立派な)社長から直接聞かないと信じないから!(フンッ!)
またまた人間の所業ではないことをやらかした自己愛ハンニャ。
その日は自己愛ハンニャは大人しく引き上げて行ったが、次の日、社長秘書室ではなく社長室の応接セット(社長秘書室のドアの前)に座ってノートPCを持ち込んで何やらやっていた。(ウザーーーッ!!○チガイです♪)
そして、このような事が6年間も続いていく。
(続く)